蛇・大蛇・竜


輝く竜

843 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/25 01:30
知り合いの話。

彼の実家は、水道も引かれていない深山の寂村だった。
十年程前の正月に帰った時のこと。

その時、彼はお爺さんと一緒に焚き付けにする薪を集めていた。
ふと気がつくと、お爺さんが一心不乱に空を見つめていたそうだ。

きらきらと光る細長いものが、身をくねらせて飛んでいた。
金色に光り輝く竜だった。
竜は嬉しそうにくるくる回っていたが、やがて西方の空へ飛び去った。

それを見たお爺さんは哀しそうにこう言った。
竜神様が行ってしまわれた。この村ももう終わりだな。
それからしばらくして、その村の井戸は枯れたのだという。
村人も次々とよその土地へ出て行き、今はもう廃村となっている。


井戸の竜

844 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/25 01:32
知り合いの話。

彼の友人が家を改築した時のこと。
改築してからというもの、友人は目を患ってしまい、終には目が見えなくなった。
彼の目が見えなくなると、次は彼の妻と息子の目が悪くなってしまった。

親族は藁にもすがる気持ちで、高名な霊能の先生を呼んだのだという。
先生は家に来た途端、井戸を潰しているなと口にした。
確かに改築の際、井戸を一つ潰してその上に居間を建てていた。
住む所を潰されて、井戸の竜神様が怒っていると、先生は続けて言った。
竜神様は人間の目に祟るから、早く怒りを鎮めないと皆が盲になってしまうと。

慌てて神主を呼び、祭事を執り行った。
妻君は両目とも回復したが、息子さんは結局片目が見えなくなったのだという。

祟りって本当にあるのだよ、彼はそう言ってこの話を教えてくれた。


金色の竜

845 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/25 01:32
知り合いの話。

彼が家を建て直すことになった時。
井戸を一つ埋めることになったのだが、それに先立って水神様を鎮める祭事をおこ
なったのだという。

米や旬の作物が、急ごしらえの棚に献上された。
神主が祝詞を唱えていると、いきなり井戸の水面が波打った。
そして金色に光る小さな竜が、井戸から姿を現したのだという。
竜は彼の家族の周りをくるくると回り、別の井戸へ姿を消したのだそうだ。
不思議なことに、竜が家族に触れた箇所には金粉が付着していた。
竜の姿が見えたのは彼と祖母だけで、後の家族は急に身体に金粉が付いたと言って
驚いていたという。

それ以来、彼の家族は水を使う際に感謝するようになったのだそうだ。


箱根の大蛇

843 名前: あなたの後ろに名無しさんが 04/01/14 18:18

私の親父(昭和3年生まれ)から聞いた話です。
親父がまだ大学生(夏休み)のときです。一人で箱根仙石原にぶらっと出かけたそうです。
目的も何も無く、只暇つぶしみたいな感じで文庫本1冊だけ持って。
当時の仙石原は今のように整備されてなく、葦がうっそうと大人の背丈より長く伸び
水浸しの地面には只板切れが敷いてあるだけだったそうです。
親父は其処を文庫本を読みながら歩いていたそうです。その時何となく違和感?(誰かに見られている)
を感じ辺りを見回したが特に何も無く気のせいかと思いそのまま歩いていると今度は確かに何かの気配がします。
其処に立ち止まっていると突然、前の自分の背丈よりも高い葦の上に、蛇の顔が・・・
いわゆる大蛇が鎌首をもたげて親父の方をじっと見ていたそうです。
あまりの恐怖に声も出せず一瞬立ちすくんでいたいたそうです。その間大蛇はじっと親父を見つめたままで
とにかく逃げようと思った親父は、1歩後ずさりをしました。すると大蛇はその分顔を前にスッと出します。
又親父が1歩下がると大蛇が前に出てくる。もーだめかな、そう思ったとき遠くの方で人の声が聞こえ
その人の声が聞こえた瞬間大蛇はスッとUターン?していなくなったそうです。
親父は間髪入れず元来た道を一目散に逃げ帰ったそうです。
親父はそのときの話を、2m以上丈のある葦の上から顔を出すんだから少なく見積もっても7〜8mはある蛇だ。
と言っていました。
余談ですが、箱根山の手前には久野山という山がありそこに端を発する山王川には
山の樹を伐採するきこり達?が殺した大きな蛇が(3mを超える青大将)流れてきていました。
長文でスマソ


蛇の子

529 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/06 16:10 ID:fF1WMpGf

>>527>>528「山で昼寝をして蛇の子を孕まされたなんてことは昔はよくあったものだ」

これはウソでも脅しでもなく、現実にあることらしい。
オレが20才頃、40歳くらいの知人のおばさん(秋田生まれ)が話してくれたんだが、
新聞沙汰にもなったと言っていた。

おばさんの友達(♀)が、春、山菜を取りに近くの山に入った。
沢に沿って上流に、いつになく沢山の山菜が取れるので、ついつい山深く分け入った。
ふっと気がつくと、見知らぬ所…。
帰ろうとして何気なく見ると、前方の崖の上に男の人がいる。
「あれ、誰かな?」
よく見ようと目を凝らした途端、ふら〜と意識が遠のいた。
これから先はおばさんも照れくさそうで、話が簡略になってしまうのだが、
逃げようとしても逃げられず、モタモタしているうちに男がそばにやって来て、
蛇に変わり、友達の中に入って来た。
つまり、Hされてしまったのだ。
蛇男がするすると去っていって、始めて体が自由になり、家へ戻った。
こんな馬鹿げた話は親にも言えずにいるうちに、おなかが大きくなってきた。
しかたがなく、病院に駆け込んだが、レントゲン(当時はこんなもの)を見た
医者が「へんなモノが写ってる」と手術を勧める。
開腹してびっくり、蛇の子が沢山出てきた…
その時点で新聞に載り、おばさんも見て、同窓会の折、詳しく聞いてきたという。
「きれいで優しくって、内気な人なんだよ。それ以来、飼ってるウサギにも
化かされてしまうって」
と言った言葉が印象的だった。
昭和4、50年代のことだ。


釣鐘と蛇

389 名前: 健康茶流@カテキン緑茶 [sage] 投稿日: 04/11/23 01:12:04 ID:Vxqi95Cf

私が子供のころ住んでいた村の山の頂には、朽ちた山寺と釣り鐘堂がありました。山寺は
不気味で子供は誰も近寄らなかったのですが、釣り鐘堂の前の空き地は格好の遊び場でした。
釣り鐘堂には銅製の大きな鐘がぶら下がっていて、管理する人もないので子供達は好き勝手に
突いて音を鳴らしては喜んでいました。

ある日、私は村の田んぼ道で、友達数人が小さな黒いヘビに石を投げつけているのに出くわ
しました。私は「かわいそうなことをするな」と言って皆に投石を止めさせ、ヘビを逃がして
やりました。


390 名前: 健康茶流@カテキン緑茶 [sage] 投稿日: 04/11/23 01:14:20 ID:Vxqi95Cf
そんなことはすっかり忘れた半年ほど後、私はいつものように裏山の釣り鐘堂へ遊びに
行こうと、弟と山道を登っていました。すると、山頂に通じる道の真ん中で、大きな黒い
ヘビがとぐろを巻いて行く手を遮っています。近づくと舌をチロチロ出して、今にも飛び
掛ってきそうな様子です。私達は結局釣り鐘堂へ行くのを諦め、家へ引き返しました。

次の日に行ってみるとヘビはいなくなっていました。やれやれとばかりに釣り鐘堂へ
上ってゆくと、堂には鐘が無く、空き地の前で大人達がなにやら話し合っています。
なんでも先日、腐食した綱がちぎれて釣り鐘が堂の天井から落ちてしまったそうです。
鐘は修理のためトラックですでに運ばれた後でした。

「堂の中に人がいなくて幸いだった、誰かいれば大人でも鐘に押しつぶされていた
だろうからね。」そんな大人たちの声を耳にして私はひそかに昨日のヘビに感謝しました。
私を助けてくれたのはいつか逃がしてやったのと同じヘビに違いないと、今でも
信じています。


二匹の蛇

971 :本当にあった怖い名無し :sage :2005/08/20(土) 19:57:12 (p)ID:yAp6g6Md0(3) 
む、タイミング悪かったかな? 

宮崎に住んでいる親戚のおじさん談。 

近所の山に趣味の写真を撮りにいった時の話。 
山中を移動していると、前方の藪から 
「これは駄目か」「駄目だ」 
と声がする。声は 
「駄目か」「齧っても動かないのはもう駄目だ」 
と続く。妙な会話だと思って、藪を抜けてみると 
その先で老婆が死んでおり、足元には2匹の蛇がトグロを蒔いていた。 
おじさんは、なんだか恐ろしくなって「ウォー」と奇声をあげて蛇を威嚇。 
2匹の蛇はスルスルと去っていったそうだ。 

蛇の噛み跡などは、探す気にもならなかったそうです。 
(老婆は山菜取りにきて心臓発作で死んだ近所の方でした) 


担任の先生の話

649 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:05/01/25 21:57:30 ID:8Up8dWmN0
まだ小学生の頃の担任の先生が話してくれたのをたまに思い出すんだけど
その先生が大学生の時に友達と一緒にどこだかの山の登山道(って言うのかな?)
を歩いてハイキング気分で山登りしてたんだそうです。
んでテクテクとしばらく歩いていると前の方に太い木が倒れて道をふさいでたらしいんですよ。
ま、頑張れば乗り越えられるだろうって事でテクテクと歩いてそこまでいったら
その太い木がずるずると横へ向かって動いてるって事に一緒にいた友達が気づいたらしいんです。
しかもその木は植物なので鱗付き・・・
巨大な大蛇だったそうです
10分くらいその場所でその蛇を観察してたらしいんですけど一向に尻尾が現れない
で、先生とその友達も怖くなって走って逃げたらしいんですけど・・・

今にして思えばそんなデカイ蛇がいたらさぞニュースとかで騒がれるだろうなぁって思って・・・
子供を楽しませようとしてそんな話をしてくれたのか、本当に体験した話をしてくれたのかは
今となっては確認のしようがありませんが、とりあえず当時は怖かったとだけ記憶しております


大蛇の化身

244 名前: 本当にあった怖い名無し 2005/11/03(木) 02:00:46 ID:fhiRLMyU0 

むかし、むかしのことじゃ。 
わしのじいさまのじいさまが山の夜道を、 
馬を引きながらタバコをぷかぷか葺きながら歩いておった。 
じいさまは町へ定期的に野菜やらを売りにいっておってな、その帰り道じゃったんじゃ。 
その晩、月は綺麗に見えるのに空気は何だか生ぬるかったそうな。 

「すっかり遅くなっちしもうた…はよ帰りてぇのぅ」 

それでなくともこの山には、いつの頃からか化生の物(化け物)が出るとの噂がある。 
無理せず、町で一泊していけば良かった…とじいさまが考えていた矢先。 

「これ、どうしたんじゃ」 

急に馬が動かなくなってしもうたそうじゃ。 
叩いても押しても引いてもダメで、まるでその先から一歩も進みたくないように 
がんとして動かんかったそうな。 
すると、急に肌寒い風が吹いて……気が付くと、目の前に見たこともない美人が立っておった。 

「(たまげた…こんな夜更けに、若いおなごがどうしたんじゃろうか…)」 


245 名前: 本当にあった怖い名無し 2005/11/03(木) 02:02:35 ID:fhiRLMyU0 

立派な着物や綺麗な簪も目立つが、何よりそのおなごの目ん玉に驚いた。 
まるで金物の様にギラギラと光輝いておったんじゃ…。 

「(こ、この娘はまさか、山に住む…!?)」 

化生の物かもしれん。今にとって食われてしまう…と思っておったじいさまじゃが、 
娘はじいさまが口に加えておったタバコを見るや、しげみの中に逃げてそれっきりじゃった。 

「(た、助かったわい…ありゃあ、きっと蛇の化生じゃあ。 
 蛇は火が嫌いじゃけんのぅ…タバコの火が消える前に、はよ山を降りな!)」 

こうしてじいさまは一命をとりとめた。 
あとで峠の茶屋の婆様に聞いたところ、あれはじいさまの考え通り、山の主の大蛇だったんと。 
あれに会って助かったもんは滅多におらん、お前さんは運がいい…とのことじゃあ。 
お前も、夜道で美人におうた時は気を付けるんじゃで。タバコに火ぃつけてやり過ごすことじゃ…。 

                                       父方の祖父(故人)から聞いた話。 


直径30センチの蛇

480 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/03/30(木) 18:05:55 ID:jthIiyjg0 

こんなスレあったんだな 
親父の体験談を。 

うちは四方を山に囲まれた、当にド田舎なんだけど、 
親父が若い頃、炭守り(一晩かけて、窯で木を炭にするための見張り)をしていたときの事。 
夜も更け、灯りといえば焚き火のみ。 
風も無く、静寂が支配する闇。 

そんなとき、焚き火の灯りにかすかに映る目の前の景色が右に動いた。 
それは連続して、ずーーずーーーという感じで、動き続けた。 
親父は これは疲れなのか、と一時自問したが、 
火の点いた木片をかざして、これが幻覚や錯覚ではないことがわかった。 
それは直径30センチはあるであろう、蛇だった。 
蛇はそのまま目前を通り過ぎ、闇の中に消えていったという。 

オレが消防のころ、黒豹を見てガクブルで家に帰り、親父に話したときも 
「そりゃ山は何でもおるわい」と笑ってたな〜w 



乗鞍岳にて

444: 名無しさん@涙目です。(東京都):2011/11/06(日) 02:32:20.88 ID:Hy+fp8pk0
長野の乗鞍岳の頂上付近で雲がかかってたのだが
急に視界が開けてきた。

雲が散りじりになっていく中、ありえないものが見え隠れした
巨大な蛇のような胴体がうねうねと遥か頭上を泳いでいた。
はっきりとウロコのようなものがあり、長くて白い毛のようなものが付いていた。

他の登山客も「あっ」と気を取られ誰もが上を見ていた。
20秒ほどしてそれは見えなくなった。


大蛇と鹿笛

420 :本当にあった怖い名無し:2013/03/04(月) 12:29:36.46 ID:ruk7gosq0
介護を担当していた爺さんに聞いた話

爺さんの若い頃には、町の近くの山にも鹿や兎が住んでいて、仕事の傍ら猟師をしてる人が多かった。
猟ではいくつも決まりがあって、守らないと八分にされて大変な目にあったんだと
その一つに、山で殺した獣は必ず喰う。というのがあった。
その中でも蛇は絶対喰えと教えられていたそうだ。
一口でも喰えば相手も諦めがつくが、無駄に殺されたと思わせれば返しが来るんだと
蛇は執念深くて恐ろしいからな。と爺さんは言っていた


421 :本当にあった怖い名無し:2013/03/04(月) 13:39:48.43 ID:jOZ38aw8P
栃木日光マタギと呼ばれる猟師は仙北マタギなどと違い、比較的大きな集団ではなく、
猟師仲間として少数名で狩りをするのであるが、毛皮の需要などと銃による狩りの普及と共に、
山での怪事に遭遇したときの話が様々にある。

その中で鹿撃ちの際に、鹿をおびき寄せる鹿笛というものを使うが、笛の弁に蟇(ヒキガエル)の
皮を使わないようにしたという禁忌がある。
鹿笛という物は発情期の雌鹿の声を真似た音を出すものだが、笛の弁に蟇の皮を使うと
ベストな音を出せるのだが、なぜか蟇を使った鹿笛の時に限り、大蛇が現れるという
恐ろしい事が度々起きたそうだ。

もし大蛇を撃つ場合、必ず背後から撃たねばならない。
大蛇は鱗が堅く、鋳掛けた鉛弾では通らぬ事があり、背後から鱗の間隙を狙って撃たねばならない。
これをコケラ撃ちといい、コケラ落としからの意味がある。
大蛇を撃ったら必ずそれをぶつ切りなどにして、肉の一部を少しでも食わなければならなかった。
老猟師たちは『喰え、ちっとでも喰うもんだ』と言い、若い猟師たちに大蛇を鍋で煮させた。
こうしないと大蛇は必ず祟ると言われ、鍋で似ても悪臭のある虹色の脂がドロドロ浮いて、
とても人が食えるような代物ではなかったという。
それでも最終的には生姜を擦って鍋に入れ、工夫して昔の若い猟師たちは口に入れたそうだ。

昭和初期の頃だという。


(コメント)

全国各地に今でも龍神伝説や、大蛇伝説が残されていますが、さすがに龍の目撃証言はほとんどないものの、大蛇の目撃証言は現代になってもちらほら聞かれるようです。有名なものでは、四国の徳島県の剣山周辺で、昭和48年5月26日に体長10メートル大蛇らしきものが目撃され、「大蛇騒ぎ」が起こったことがあります。

その一年後に大蛇探しの捜索が行われましたが、その時の朝日新聞の記事は下記のとおり。

主人公・しっぽさえ見せず 〜大蛇探し一年目・剪宇峠へ再び百人〜 朝日新聞の徳島版(昭和49年5月27日)

四国第二の高峰・剣山山系の剪宇峠(きりうとうげ・八六一メートル)で「長さ十メートル、胴回り一メートルの大蛇(だいじゃ)を見た」という騒ぎから一年目の二十六日、美馬郡穴吹町穴吹の大蛇探検隊本部=大西正信隊長(七一)=は、大蛇探検を再開、総勢百人余りがお祭りさわぎで峠へ繰り込んだ。が、山はいつものように静まりかえり、主人公はやはりしっぽさえ見せずじまい。マニアの願いは白昼夢に終わった。午前九時半、登山口に当たる同町北又の大師堂に地元猟友会や婦人、子どもら約三百人が集まった。子どもらはお祭り気分。探検隊が建てた「大蛇堂」の記念行事でまかれたモチやお守りを歓声をあげて拾い、徳島から来たというOLたちも一緒になって大さわぎ。

このあと約百人が草木をかき分けながら山を登ったが、去年と同じように大蛇に出会ったときに備えて大ガマや特製の笛などを手にする人は少なく、“現代の童話”を楽しもうと、初めからハイキング気分の人が多かった。山では草が横に倒れたところを見つけ、「大蛇の通った跡」と興奮する場面もあったが、去年ほどはっきりしなかった。それでもある猟友会員は「峠には猟でよく出かける。古くからヘビがいるといわれており、胴回り一メートルはちょっと大げさだが、かなりのヘビがいるのでは」と話していた。結局、新緑の香り、ヤマウグイスの鳴き声など、自然をたっぷり味わって下山したが、途中激しい雷雨に見舞われるさわぎもあった。大西隊長は「ファンの希望もあり、記念探検を試みた。多くの人に喜んでもらえたと思う」と話していた。


『蛇の子』の話は新聞にも掲載されたそうで、まんま日本昔話や民話のような内容ですが、昔は女性が山や川で、異形の存在の子供を孕ませられたという話が珍しくなく、一種の禁忌(タブー)として扱われてきたようです。閉鎖された山村ならば、山の主に孕まされた、ということでタブー視され、隠されたのでしょうが、情報化社会の影響で表沙汰になったんでしょう。まあ、母体に悪影響がなくて何よりでした。『担任の先生の話』で出てくる大蛇は、何か狸か狐に騙されたっぽいですが、『大蛇の化身』の話は怖いやら、美女を見てみたいやら何か複雑な心境です。『釣鐘と蛇』の話で得られる教訓としては、例え、蛇と言えど気味悪がってむやみに殺したりせず、助けてやると恩を返してくれることもある、ということでしょうか。毒蛇は仕方ありませんが、無害な蛇はいたずらに殺したりせず、出来るだけそっとしておいてあげることをお勧めします。特に白い蛇は昔から神様の使いだと言われているので大事にしてあげましょう。


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