謎の発光体・飛行物体


生首

346 :護衛艦O○の話 :02/12/24 03:13

護衛艦Oが、訓練を終え日本海を一路基地向けて航行していました。
母港まで、後2日ほどという、穏やかな夜のこと。見張りが、前方に灯火を視認しました。
(見張り、以下見)「艦首、約1万に灯火視認」
(当直士官、以下当)「了解、視認した」
(CIC、以下C)「レーダーには、映っていない」
小さな漁船などは、距離が遠いとレーダーでもなかなか映りません。当直士官もそう思い
(当)「よく見張れ!」
(見)「了解」
それから、約数分後、
(見)「先ほどの灯火、方位変わらず、距離近づく」
(当)「了解、視認している」
(C)「まだ、レーダーには映っていないぞ!本当にいるのか?」
CICとは、映画などで出てくるレーダーを見ている暗い部屋で、外を見ることが出来ず、
情報は見張りの報告とレーダーが頼りになります。
結局、レーダーには映らないまま、灯火が艦の横を過ぎようとした時、見張りが突然、
「うわっ〜!!!」と、大きな声を出しました。
艦橋の中にいる人間が、心配して見張り員を見に来るとなんと、気絶しています。
なんとか、見張り員を気づかせて話を聞いてみると、
「さっきの灯火を見ていて、50mぐらい前から何かの形になってきた。」
「よく見ていると、生首が目を見開きながら、俺の方に飛んできた!」
「目の前に来た時に、声を出してしまったらしく、その後は覚えていない」との事。
艦長が心配して、箝口令を出したほどです。


二つの月

517 :オキ:03/01/30 02:32
「海は本当にいろんなことがある」
海に行き続けて45年、いまは兼業漁師の父の言葉です。
今回は私と父が一緒に体験した話。

私が小学校3年の時、父と共に船で夜釣りに出かけました。湾外に出ると陸の明かりはもう見えなくなっており、その日は漁り火も少なかったと記憶してます。
ただ月明かりか、夜は明るく海の真ん中に私たちだけがいるようでした。その日は本当に良く釣れたんです。
一時間もしないうちに大漁になり私は
「お父ちゃん、今日は明るいのに良く釣れるね」となんの気もなしにいうと(月が明るいと釣れないといわれている)
父は突然仕掛けを片づけ始め
「うん、こんな日は早く帰った方がいい」
と空をみあげました。
その時初めて気が付いたんです。空に月が二つあったこと。
「わぁ!あれなに?!」と私が叫ぶと、父は静かに
「そんなこともある。もうあれを見たらいけん。中にはいってなさい」
と私を船内に押しやるのでした。
あれはなんなのかと改めて聞いてはいけない気がしましました。
聞いても多分父は「わからん」というでしょう。
この手の話は沢山父に聞きました。その都度いうのです。
「そんなこともある。」と。
長くなってスマソ


UFO

630 :オキ:03/02/06 03:30
私が高校生(何年か忘れた)の夏の夜、とあるUFO番組を見ていた時の事です。
横から父が唐突に、
「なんだ。そんなもんが面白いか」
と、小馬鹿にしたように言うので私は、
「うん。だってUFOとか見たことないけど、おりそうで面白いじゃん」
と、反論すると、父は真顔で、
「じゃあ見にいくか」
と言うのです。

私は頭に???が走りました。
何を?UFOを?はぁ?
きょとんとした私を後目に、父はいたって普通の様子でした。
ここからは私たちの会話を少し。
私「見に行くって、どこに?」
父「海」
私「ふね?」
父「うん。」
私はとっさに思いました。父は何かを見間違えて勘違いしているのではないかと。
確かに、海に出て陸から離れると、空は綺麗にパノラマ状でよく見渡すことができます。
晴れた日などは、星も素晴らしく見えるでしょう。
もしかしたら、父は流れ星や人工衛星などをみて、UFOだと思っているのかもしれない。
そうじゃないかと聞いてみました。→まだ続く。


632 :オキ:03/02/06 04:11
すると父はこう言うのです。
何かはわからないが、星の様なものが下から上に不規則な動きで昇っていったり、又ジグザグと早く動いているもの、一瞬のうちにある点からある点へ移動するもの、突然消えたりするもの、と、一晩のうちにさまざまなものが夜の海では見えるらしいのです。

ただ、海に行っているからには自分も漁師なので、一晩中、又は毎日空を見上げている訳ではないから、どのくらいの頻度でそれらが現れているのかは解らないそうです。
ただ、ふと空を見上げて目を凝らしてみると、よくそんなものがとんでいるということです。
(晴れた日の、日が落ちてからに限りますが)

そんな妙な動きをする流れ星や人工衛星があるのならそうかもしれない、自分は空のことはよく解らない、と言っていました。

まぁでも、突然そんなことを普通に言い出す位なので、本当にそんなものが頻繁に飛んでいるのでしょう。
ただ、よく見かける時期と、全く見かけない時期があるにはあるそうです。→もう少し続けてみる。


634 :オキ:03/02/06 04:25その頃の私は、父について海に出ることも面倒臭い歳になっており、興味は有りましたが結局、夜一緒に出かけることはありませんでした。

興味の有るかた、いかがですか?

実は幼い頃の夢は戦闘機乗りだった父。
たまに空を見上げて、その頃の思いに胸を馳せるのでしょうか?
「空も広うて怖いだらーけど、
海もコエ〜ぞ〜(ニヤリ」
いろいろな話を聞いている父のそのセリフに、私は笑えませんでした


海面下の光

438 :本当にあった怖い名無し:2005/12/25(日) 05:14:38 ID:9egzt3Tp0
船に乗っていたころに遭遇した不思議な体験です。
いままで、友人たちに言っても、誰にも相手にされず、
それ以来話すこともなく忘れておりましたが、ふと
思い出したので書き込んでみます。

もう、10年近く前になるでしょうか?
季節は春の初めごろ、4月ぐらいだったと思うのですが、
よく覚えていません。そのころは、あちこちで乗船して
ましたので、もはや記憶は混乱しています。

ただ、夜中のワッチの時間に毎日、ヒャクタケ彗星(だったかな?)が
水平線から10〜20度ぐらい上に、とてもきれいに見えていたので、
調べれば時期は特定できるかもしれません。

わたしは少々特殊な業務で船に艤装した機械を扱うエンジニアと
して乗り込んでいたのですが、機械が正常に動いている限り、
なにもすることがないので、他の船員さんと調査員さんに
混じってワッチ当番に組み込まれていました。

しかも0−4のワッチ当番でしたから、
真夜中の0−4時、昼の12ー16時に毎日ブリッジで
当番の航海士さんと一緒に見張りをしておりました。

(続きます)


439 :本当にあった怖い名無し:2005/12/25(日) 05:16:06 ID:9egzt3Tp0
(続き 2/4)
台湾の高雄港を出航した日の夜だったと思いますが、
ワッチの前任者から、引き継ぎを受けたときに、
『前方の海面が光ることがあるから、気をつけとけよ」
と言われました。
前任者は、引き継ぎしたらすぐに食堂へ夜食を食べに
降りていってしまいましたので、そのときは、それ以上
聞けず、航海士も同じことを8−12当番の航海士から
言われていたようで、二人して「???」な状態で当番に入りました。

それは、当番が始まってから30分もしないうちに始まりました。
計器のランプ以外はなにも明かりがついていない真っ暗な
ブリッジで、コーヒーを飲みながら、前方監視をしていたときです。

水平線付近が「ぼ〜っ」と光っている(瞬いている?)のに
気付いたわたしは、そのときの当番航海士(たしか二等航海士)さんに
「○○さん、前方、ほら、光ってないですか?」と
言ったところ、航海士さんも、ほぼ同じタイミングで、光っている
前方に気付きました。

「△△さん(←わたしの名前)、あれ、なんだか、大きくなって
いるような気がしません?」

(続きます)


440 :本当にあった怖い名無し:2005/12/25(日) 05:17:14 ID:9egzt3Tp0
(続き 3/4)
「そうですね、しかも、本船があの光に向かって進んでいるような?
いや、光が本船に向かってきてるんですかね?」

「△△さん、レーダーにはなにも映ってませんよ。」
と言って、観測レンジのつまみをがちゃがちゃいじっている。
「10マイル以内には、本船後方に先ほどすれ違っていった
漁船以外は映ってないなあ。」

こんな感じのことを二人して喋っていたところ、
光はどんどん大きく見えてきます。
しかも、何と言っていいのか、海の下が光っているような、
緑っぽい感じの光で、波の加減でちらちらと光っているような
感じでしょうか。

30分(←たぶんそんなぐらいの時間だったと思う)もしないうちに
ブリッジにいる二人にも、完全に見えるぐらいに光っている
ものが近づいて来ます。そのころに、二人ともはっきりと分かりました。
本船よりも大きな丸くて光る何かが、海面下5〜10mぐらいでしょうか、
こちらめがけてかなりの速度で動いています。

すれ違うころになると、ブリッジでの二人の興奮した話し声を
聞きつけて上がってきた船長と通信長さんの4人して、その
海面下の光る何かを目で追ってました。

(続きます)


441 :本当にあった怖い名無し:2005/12/25(日) 05:18:23 ID:9egzt3Tp0
(続き 4/4)
「船長、ほら、やっぱりレーダーには何も映ってませんよ」
「そうやね、△△さんの面倒見てるドップラーソーナーにも
何にも映ってませんね」
「なんだろ、あれ?」
「でも、本船の右舷をかわすようだから進路だから、注意して」
「そもそも、あれ、海面下ですよね?動いているの?」
「そうだな」
などと言うような会話を記憶しています。

たしかに、光る何かは、本船のかなり右舷のほうですれ違いそうな
感じです。ただ、海上では、あまり距離感が分からなくて
(わたしには慣れてないだけ?)100mだったのか、それとも
200mだったのか、よく分からないのですが、そんなには近くないけど
間近を光る何かは通り過ぎてゆきました。

すれ違うときは、それはもうきれいな緑色の光の丸でした。
4人して「おおっ〜」ってため息が出たぐらい。
そのまま、海面下の光は、進路も速度も変えることなく、本船から
遠ざかってゆきました。

オチもなにもありませんが、船に乗っていた数年間で唯一度の
不思議な体験です。
長文、すみませんでした。


(コメント)

現代兵器を搭載した海上自衛隊の護衛艦に生首の幽霊ですか...まあ、これには屈強の海上自衛官もさすがにお手上げでしょう。オキさんの話の中の、空に月が二つあったという話は、山でタヌキやキツネに化かされる話とかなり似ていますが、オヤジさんの「そんなこともある」という対応が印象的でした。いちいち気にして大騒ぎしてたら、海では生きていけないのでしょう。視界とか街の灯りの関係で、海上ではUFOを陸より発見しやすいとは思いますが、海中を進んでくる謎の発光体もあるようで、まあ、海にはまだまだ不思議なことが多いですね。


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