不思議な現象・体験


裏山の怪

134 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/16 15:23

うちの実家のほうにあった、名もない低い山の話。

幼稚園、小学校の裏手にあるその山は「裏山」って呼ばれていて、山頂に児童公園が
作られてた。昼休みなんかに、こぞって小学生が遊びにいくような場所。
でも、この山、山頂に続く道の途中に、戦争の慰霊碑、小学校とちょっと離れたところに
お寺、そしてまたちょっと離れたところに神社(しかも時々自殺する方がいる)があるという
ちょっと怖そうな場所。

その山での出来事。

・犬の散歩をするために、夕方(夏の6時ぐらい?)に漏れがその山を上っていたら、慰霊碑
の近くの斜面(道はなく、人が上れないところ)に、真っ青な炎が見えた。
数秒して消えたけれど、「あ、やべぇ」って思って、速攻引き換えした。
いつも散歩してると「もっと歩く」って感じで帰るのを拒否する犬も、この時はふもとまっしぐら。

・同じく犬の散歩をするために、おかんと兄貴が山を登っていた(やっぱ6時ぐらい?)。
すると、またその慰霊碑の近くに来た時、突然、自分達の目の前約10Mほど先に、白い
人の形をした煙が出現。勿論、焚き火の季節じゃないし、他に人もいない。
2人と1匹、やっぱりふもとまっしぐら。


135 名前: 134 03/01/16 15:23

・中学の時、「見ちゃう」友達、「すごく感じる」友達、「けっこう感じる」友達、「雰囲気を感じる」友達
「全然感じない」友達総勢10人程で、肝試しをかねて花火をすることになり、山頂へ。
すると、空気が違うんだ。生暖かい+ねばーーーっとした空気。んで、山の斜面のほうからは
とてつもなく冷たい空気。
とりあえず花火をしよう!と蝋燭やらバケツを準備したものの。
花火がつかない。
今日の昼に買ってきた花火ゼンブ、火がつかない。
そうこうするうちに、一番「見ちゃう」友達が、バケツの水をばしゃーーっと零して、広げてた花火を
ひっつかむと、「走らず、降りるぞ」と一言。
漏れ自身、見るってことは(上記の青い火以外)ないけど、今まで斜面から感じていた冷たい空気
が、山頂全体に満ち満ちてることに気付いて、一瞬で総毛だった。
みんな一目散に山を降り、結局小学校で花火を再開したんだが、今度はばっちり、火がつくんだよ。

やっぱり、そういう場所ってのは、何かしらあるんだってことを強く認識してからは
遊び半分で(肝試しとか)上るのはやめようって思った。

あんまり怖くないかな。


山が笑う

253 名前:山がわらう 投稿日:03/09/06 01:50
親父に聞いた話ですが・・・
当時の親父の趣味は渓流釣りで、
たまたま山中で知り合ったマタギを生業にしていたAさんに教えて頂いたそうです。
Aさんは当時、群馬県の利根川を7日〜20日位かけて野宿をしながら鮎やマスなどを、
下流から上流へと釣りのぼり、民宿などへ卸していたそうです。
そんなAさんが何度か経験した怖いお話です。
いつものようにポイントを変える為に山中を歩いていると、
その人の表現”山がわらう”で、静かだった山中が急にザワザワと騒がしくなり、
四方八方から視線を感じる時があるそうです。
そして、そういう時は必ず決まった行動をしたようです。
釣った川魚を腐敗防止の為にさばきながらザックに入れていたそうですが、
さばきに使用するナイフをザックの口部分に刃が真上に向くように固定して、歩き続けたそうです。そうすると不思議と”わらい”が収まったのだそうです。


254 名前:山がわらう・2 投稿日:03/09/06 01:59
>>253の続き。

Aさんとは一度だけ会ったことがあります。
私が小学生の時、親父に初めて釣りに連れていってもらった時です。
Aさんの容姿は全く記憶にないのですが、
釣り上げたその場で焼いてくれた鮎の塩焼きの味だけはハッキリと覚えています。
とっても美味しい鮎でした。。。


289 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/09/25 22:00
>>253
よく山がわらう、経験しています。
仕事でよく山に入るのですが今でもよく経験します。
私の場合は普段ナタを腰の後ろに吊るしているのですがそれが横に水平になるように付け替えます。
これは地元の元営林署勤めの老爺から聞いて実践してるおまじないみたいなものです。

木の後追いというのもあります。(林の後追いって言う人もいる)
確かに進んでいるんだけれど周囲の木々が変わらない。
木っていうのは、慣れてない人にはどれも変わらないように見えると思いますが、葉の付き方、幹の状態それぞれ全く違うんですね。
そんなことがあるから、山の中で正しい道を進んでいるのに道に迷ったと思われる方がいるのかもしれません。


307 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/09/26 13:04
>>290
さあてどちらでしょうか。
気づいたら同じ木が同じ配置で周囲にあった、という感じなので。
しばらく歩くと何度も同じ風景が出てくる、に近いと思われます。
たぬきに化かされたというものとは違うような気がします。
(化かされたことは無いのですが)
初めはぞっとしたもんです。独特な雰囲気がありますよ。
どちらかというと下山する時に多いので後追いと言っているようです。
危害は特にありません。
たまに後追いとわらいがMIXして起こることがあるらしいのですが私は遭遇していません。
後追いに合った時、(これも伝承のおまじないですが)一度全ての道具を下に置けといわれています。
再び顔を挙げたとき後追いの木は消えているだろうというものです。


甘かった栗

679 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/11/19 02:43
うち県境の山村で360度山に囲まれてるんで
子供の頃は遊び場はいつも山だった。

小学生の時のある夕暮れ、悪さして親に怒られ、
外におい出されて玄関に鍵をかけられた。
しばらく玄関で泣きながら謝ったんだけども、
なかなか開けてくれないので
諦めて一人で山に入った。
いつも遊んでいた大きな木の根元の穴で丸まって一晩過ごした。
すぐに眠くなってしまったので、夜中の事は何も知らない。

でも朝になって目が覚めたら、入り口に栗が3ケ置いてあった。
誰がくれたのかわからないけど、お腹がすいてたので食べた。
甘味があって、すごくおいしかった。
食べ終わって家に戻ったら、親に心配かけた事をまた怒られた。
うちの親と近所の人達が、ひと晩中近隣を探し回ったらしい。
俺が遊び場にしていた木の穴も探したと言っていた。
が、そこにはいなかったんだそうだ。
俺、朝までそこで寝ていたはずなんだけど・・・


爺さんの戒め

376 名前: 360 04/02/03 22:37

>>361
私が小さい頃の話です。

ある晴れた日。
じいさまは私を連れて、裏山へ山菜取りに行きました。
鋪装された道が終わり、もう少し奥へ入ったところに、ひょろっとした杉の木が道の脇に生えています。
じいさまは、その杉の木の根元に、コップに入った酒を置きました。
その杉の木も、ちょうどいい具合に根元がコップが置けるよう窪んでいました。
そして、酒を置いて、じいさまは私にこう言いました。
「山では喋ってはいけない。喋るとバケモノがきて、お前を喰ってしまうぞ」
じいさまが恐い顔で言うので、私は言う事を聞いて、黙々と山菜取りをしていました。
しかし子供のこと、時間が経つにつれ、山菜とりに飽きてきた私は、小川のようなところでイモリを見つけました。
そして、すっかり戒めのことを忘れていたのです。
「じいちゃん。こんなところにイモリがいる」
私がそう言った瞬間、
まるで、時間が止まったかのようでした。
辺に音が全く無くなってしまったのです。
風の音、鳥の声、何も聞こえません。
私は訳も分からず、立ちつくしていました。
一拍おいて、何が起こったのか察したじいさまは、物凄い勢いで私を小脇に抱えると、ふもとを目指して走り出しました。
走り出して間もなく音が戻ってきました。
戻ってきたと言うよりも、追ってきた、と言ったほうが正しいかも知れません。
ザワザワザワザワザワザワ。


378 名前: 360 04/02/03 23:02

薮を渡る風の音を何十倍にも大きくしたような音でした。
それが、どんどん近付いてくるのです。
音の正体が知りたかった私は、じいさまの腕にしがみつき、無理矢理首をねじって後ろを振り返りました。
最初、道が消えているように見えました。
薮が押し寄せてきている?
違うのです。
薮のように見える、「なにか大きなけむくじゃらのもの」が、押し寄せているのです。
私は無闇に恐くなり泣き出してしまいました。
じいさまは何も言わず走り続けます。
ザワザワザワザワザワザワ。
私達が、その何ものかに追い付かれようという時、
急に視界が開け、青空が見えました。
私の記憶は、そこで終わっています。

気がつくと私は家にいました。
じいさまもいましたが、私はなんとなくその事を口にしてはいけないような気がして、二十数年経ってしまいました。
しかし、「ヨウコウ」と違い、うちのじいさまは、それから間もなく死ぬなどということもなく、そんな事があったにも拘らず、また、山へ入り山菜取りをしていました(勿論、コップ酒を持って)。
この日を境に、何故か私は「毛虫」が異常に嫌いになり、山へ入る事をしなくなりました。

長文、乱文すいません。


落石

241 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/23 13:43 ID:qYV4XaTs

山と言えば、20年くらい前に祖父にこんな話をされた事があるな。

近所の山に○○(ここ、どうしても思い出せない)をしに行った時の話。
はるか上の方から「ずどどぉ〜ん!」と轟音が聞こえた。何事かと上を見たら、
山頂から、とてつもなく巨大な岩が転げ落ちて来るのが見えた。
ずっと上にあるのに視界を埋めるほどの大岩で、妙にゆっくりと、まっすぐ
自分に向かって落ちて来る。
「あんな大きなモンが落ちて来るんなら、どう足掻いても助からんな」
と、何故か落ち着いた気持ちで見上げていると、大岩は転がりながら
見る見る間に縮んで行き、最後にはビー玉くらいの丸石になって脚にコツンと
当たって止まった。こりゃあ狸か狐か、と思い、弁当に持ってきたオニギリを
一つ置いて急いで家に帰った。

「でな、そのときの石がこれだ」
と神棚から石を取り出した祖父に吃驚したのをはっきりと覚えてる。


見るな

306 名前:聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o [sage] :04/09/03 00:15 ID:+djG5rAi
友人に聞いた話。

小学生の頃、父親と二人で山道を下っていた。
霧が出ていたので、互いに手を繋いで足元を見ながら歩く。
と…ふいに父親の手に力が籠った。
「お父さん、痛いよ」
そう言って顔を上げた。
父親は前方を睨んだまま険しい表情を浮かべている。
その視線の先を追うと、霧の中にぼんやりと小さな人影が見えた。

「見るな!」
突然、父親が大声で吠えた。「目を瞑れ!儂がいいと言うまで絶対に開くな!」
只事でない剣幕に、慌てて目を瞑る。
そのまま、父親に引き摺られるように歩き続けた。
ジャリッ…ジャリッ…
足音が二人の横を通り過ぎる際、小さく呟く声が聞こえた。
「ナンマンダブナンマンダブ…」

それから20年あまりの月日が経ったある日
久しぶりに父親と酒を酌み交わしていて、あの時のことを思い出した。
「あの人影、誰だったんだ?」
父親はしばらく黙っていたが、やがて渋々といった様子で呟いた。
「お前だった」
それっきり何も言わず、父親はコップ酒をあおった。


ミミズの大移動

267 名前:本当にあった怖い名無し[sage] :04/10/01 01:24:47 ID:PduTng81
ボーイスカウトの先輩の体験談

ボーイスカウトは良くキャンプをするのだが、夏に山の中の沢の近くでキャンプをした夜、
雨が降り夜中にトイレに起きた先輩が懐中電灯を持ってテントから出ると、辺り一面
尋常じゃない数のミミズの大群が林の中から沢に向かって移動していたそうな。
懐中電灯を地面に照らすとテントを張ってる平地も林の中も砂利道もミミズミミズミミズ。
しかも「ピューピュー」だか「シューシュー」だがミミズ鳴いてたそうです(俺は信じてませんが)
先輩の悲鳴を聞いて起きてきた他のベテラン連中は「夏に雨降ると大移動するんだよ。
お前もその内慣れる。トイレ行くならミミズに小便かけるなよ。ホントにチンコ腫れるからな」
と言ってテントに戻り寝たそうです。
そこのキャンプ場は道路舗装工事をするようになってから建設機械の音がうるさいのか
雨の日になってもミミズが以前ほど出なくなったとの事です。


光る目

827 名前:本当にあった怖い名無し[sage] :04/10/20 23:55:24 ID:zx7rCJEN
ボーイスカウトにいた時の話

夜間に班に分かれて山を歩いていた時、道の前方より光の点が2つ近づいてくるのが見えた。
最初は猫や狸の目が光ってるのかと思ったが、近づくにつれてそれの目の位置が大人の
背の高さ程あり、動物なら人間を避けるはずなので何だかおかしいぞと俺達は思い始めた。
それの形は明らかに人型だが猿にしては大きすぎる。俺達はびびったがそれの正体はすぐに判明した。
ただの山歩きのおっさんだった。後でその事をボーイスカウトの隊長や団長に話すと
人間も瞳孔が発達すれば暗い中でも獣のように夜目が効くので目が光る人も居るとの事。
旧日本軍の兵隊の中には夜中でもサングラスをかけて目を鍛えた為に、夜中でも昼間のように
目が見え目が光る人が実際にいたと団長は言ってました。
今思い出すとあまり怖くないが当時厨房だった俺達にはマジで怖い体験でした。


動く山

240 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 04/11/11 02:05:27 ID:McAX+gu3
北海道のO沼で彼女とボートに乗っていた
ふと気がつくと 周りの山が動いている
まるで走っている列車の窓から見える景色のような動きだった
でも そのときボートは止まっていたんだ
回っていたわけでもない
なぜって 他のボートとの位置関係は普通に見えたから
気のせいかと思ったのだが 彼女もその異変に気付いていた
沼の周りに植えられていた並木や その向こうに見える林の位置は
そのままに 山だけが移動している
雲も走って けっこう風の強い午後だった
見ているうちに気分が悪くなってきた
目が回ったときの感覚に似ている
結局 予定時間を繰り上げてボートを下りた
地面に足をつけたときには 正直ホッとした
見上げると 山は もう動いていなかった

あれは何だったのか いまでもわからない
無理に理屈をつければ
そのとき 風が吹いていて 水面に小さな波が立っていた
風で 沼全体が 水面に浮かんだボートごとターンテーブルのように
回転してそのように見えたのかとも思うのだが
それでは 沼の周りの木々が動かなかった説明に窮する

山の話とはいいがたいが 思い出したのでカキコしてみました


揺れる森

761 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 04/12/07 21:28:25 ID:3WqEXAUA
過去ログ読んでたら長野県駒ヶ根市の話が載ってたので、
ひとつ思い出した。
でもあんまし怖くないから、スレ汚しと思われるかも・・・
先に謝っとくよ、すまんのう。

消防のころ、駒ヶ根市の山小屋に遊びに行った。
当時、「ブッシュマン」という映画が流行っていて(^^;
消防の俺も弓矢が欲しくて、いい素材を探していた。
ちょうどいい長さの若木があったので、ノコギリでぎこぎこ切ってたら、
風も無いのに、森全体が揺れた。
気のせいかと思い続けたら、さっきより長く確実に揺れた。
不安になって止めたよ。

762 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 04/12/07 21:31:42 ID:3WqEXAUA
あの時、確実に「何か」がいる気配があったけど、
それがなんだかわからない。
その後何度も遊びにいったけど、何もない。
不思議と怖くないし、むしろ自然に対する敬意を持つようになったかもね。
大学時代は山岳部やるようになったし。


激突

305:03/15(土) 14:06 /yyzSw9U0 [sage] 
戦時中の話なんだけど、実家の近くにある山は本土空襲が始まると、何故か夜間爆撃に来たB-29のかなりの数が山に激突をしていた。 

墜落ではなく何故か山腹に衝突していたそうだ。激突は夜間だけで山地にエンジン音が響いて、しばらくするとドンという衝撃音がし、しばらくすると赤く照らされていた。知られているだけで8機は激突。 

その山のあたりが爆撃機の飛行コース(例えば硫黄島から東京を 
目指す時に富士山をランドマークにしていたように)であったわけでなく、普段は敵も味方も航空機が飛ぶ事はまずなく、B-29が襲来して 
初めて爆音が聞こえると必ず山に激突するようになった。 

何の変哲も無い山で、もっと高い山が並び、そこだけ高いわけでもない。 
大阪への大空襲の日には一晩で3機も激突するんで不思議がられていた。 
山が半分が燃えるぐらいの火災になって山火事の危険があったぐらいの状態なのに飛び込んできたという。しかも山陰地方で大阪とは離れている。 

周囲には空襲の目標となるようなものはないし空襲とは無縁の地域だし、当然だけど軍の施設もないし、戦闘機部隊や地上防空部隊などいない。 
進路目標となるようなランドマークもないし、たかだか標高600m程度だから、夜間爆撃の作戦高度としては低すぎる。結局、終戦になるとそんな事はぱたりとやんでしまった。 

衝突するたびに猟銃を担いで周辺住民が日が明けると探索したらしいけど何体かは遺体を回収したけど、生きていたものはいなかったそうだ。 
軍から視察がきたそうだが、その地域以外では特に騒ぎにならなかった。 
戦後に自治体が郷土史の編纂で調査し、残骸をみつけて回収した部品や金属片や書類などが郷土資料館に展示されている。 

別に寺社があるとか、信仰されているとか、伝説とかそういうものは全く無いしそもそも山深い所だから人もほとんど近寄らない。昔は炭焼きや猟師が入ることもあったけど、別に怪異などはない普通の山といっていたそうだ。
 

前触れ

578:08/16(水) 00:03 A/cZxjqG0 
もう大昔の事だけど、山で怖い目にあった記憶がある。 
小学校5年か6年の頃、俺はど田舎に住んでたんだよね。 
一人で神社の裏手の山へ入ってぶらぶらしてたら 
地面に犬か猫かウサギかの死骸があって 
棒でつついたらズルって皮がズレた。 
そのまま持ち上げたら皮一枚が持ち上がって 
その下に米粒よりちょっと大きな黒いツブツブがあって 
俺はてっきり虫かと思ったんだけど 
よーく見たらつぶつぶに目があったんだよね。 
それも獣とかより人の目みたいに細長くて白目と黒目がある目。 
そんなのが何百個、ワサワサ動くでもなく時々瞬きしてる。 
気持ち悪くなって皮を戻して神社まで降りたら 
近所のおっさん(神主もやってる)が上がってきたんで 
見た事話したら、すぐに小屋みたいなとこに入れられて 
結局一晩そこに閉じ込められたんだけど 
その間に大人が大勢来て神社でずっと喋ってた。 
で、神社はそれから立ち入り禁止になって 
山も木を切って一気にハゲ山になって 
そういや俺もハゲにされた。 
しばらくしたら土砂崩れで神社は無くなった。 
跡形もなく。 
俺が見たのは何かの前ぶれだったのかな〜。 


切られるのがイヤ

635:聞いた話◆UeDAeOEQ0o 08/19(土) 00:34 8b9uzhSr0 [sage] 
森林組合で聞いた話 

山で木を育てる過程で、木を間引くことを間伐と言う。 
間伐の対象となるのは、発育や形質が悪かったり 
あるいは、良い木の邪魔になるようなもので 
大抵の場合、山主か山守が決める。 
間伐の前に山を巡り、一本一本の形質や枝張りなどを見て 
間引く木を見極め、マーキングしていく。 

ある山主が自分の山に入り、間引く木にビニール紐を巻き付けた。 

翌日、作業員と共にマーキングした木を確認しに現場へ行くと 
寄り添うように立っている2本の木が目についた。 
ともに発育も形状も良く、伐採するには惜しい木ではあったが 
このように接近している場合はどちらかを切らなければならない。 
ところが、その2本の木にはどちらにもマーキングがなかった。 

さては紐を巻き忘れたのか、と思い近づいてみると 
2本のうち太い方の木の根元に、ぶち切れたビニール紐が落ちている。 
紐を拾い上げて木に巻き付けてみると、明らかに長さが足りない。 

「こいつ、切られるのがイヤだからって一晩で太りやがったんだなぁ」 

結局、その木は山主から「デビルマン」と名付けられ 
今に至るまで大切にされているそうだ。 



山開き当日

741:1/3 08/22(火) 23:37 DX+j89Wm0 
数年前に群馬の山奥のキャンプ場に行ったときの体験 
  
その日にキャンプをしようと言ったのは俺 
以前にも行ったことのある場所で湖が非常に綺麗なお気に入りのキャンプ場だった。 
「まださむくね?」と友人は言ったがシーズン中だと家族連れとかで混むのが嫌で6月の山開き当日に行って来たんだ。 
  
前日の夜に出発して早朝に到着してちょっと仮眠してから受付をすましてサイトにテントを張って遊んでた。 
山肌にはまだ雪が残っててちょっと肌寒いけど焚き火用の薪を受付で購入して自分達のテントに運んだりして力仕事みたいな事をしていたので寒さは気にならなかった。 
  
そん時に山開きの祈祷みたいなのを神主さんとかが来てやってるのを横目に釣りしてた。 
まだ水道が開通していないからと雪解け水でごはん炊いたり調理用水に使ったりまた湖の水も綺麗なので水道が使えなくても気にならず、むしろそのほうがキャンプらしいので喜んで楽しんでた。 
  
で1日存分に楽しんで夜、晩御飯を作って喰ったあとに定番の焚き火で 
酒を飲み始めた。 
時刻は10時頃で早朝から遊んでたのと体を結構使ったので皆 
だんだんと眠くなってきた。 

山開き当日だったから釣り人は他の人間もいたがテントを張っての泊まり組は俺達3人だけだった。 
  
他にだれも居ないキャンプ場なので気兼ねなく酒飲んで騒いで 
そろそろ寝ようと3人ともテントに入りそれぞれが寝袋に収まった。 
  
もう12時をまわってた頃 
そんで寝付く前に会話をしているとテントに外から何かがボンボンとテントを押してくる。 
「なんだよ?誰か見にいかね?」 
「眠いからいいよ・・・」 
「蛙の鳴き声すごくね?」 
「さっき外に居たときこんなに聞こえてたっけ?」 
「酒飲んで焚き火が爆ぜる音とかしてたから気付かなかったんじゃねえの?」 
「いやもしかしてボンボン当たってくんの蛙?」 
「え?だってすごい囲まれてるてこと?」  
「誰かちょっと確認して来いよ・・・」  
「わかった。見てくるから懐中電灯貸して・・・」  
ジーっとテントのチャックを明けて俺が外にでてみたんだ。 
「うわっ!!」 
俺の叫び声で残りの2人も寝袋から出てきた。 
「どした?」「うおっ!!」 


743:3/3 08/22(火) 23:40 DX+j89Wm0 
俺達が見たのはキャンプ場の全てを覆い尽くす程の蛙、蛙、蛙 
大量の蛙(詳しくないので種類は不明) 
  
啓蟄なのかそこらじゅうの土の中から蛙が出てきておそらく数千匹は 
いたと思う。 
わかんないのは何故そんな夜中に大量の蛙が土中から一斉に出てきたのかということ 
  
山開きと関係あるのかと皆で相談したが、鳴き声がうるさい点以外 
特に害も無さそうなのと眠いのとでその後は普通に寝た。 
  
翌日受付のおっちゃんに聞いてみたら毎年このシーズンだからとか 
関係なく山開きの祈祷をすると蛙が出てくるといった微妙なオカルトを聞かされた。 
  
でももっと怖い幽霊話のほうが皆喜ぶといっていたが 
ビタいち霊感無しーズだった俺らはたぶん幽霊いてもシカトしちゃうだろうよと笑いながら話してくれたおっちゃんに礼を言ってキャンプ場を後にした。 

773:741 08/24(木) 02:27 a0anY8sk0 
話豚切りスマソ 
  
次の日にはさっぱり蛙みなかたよ。



山刀

913 :本当にあった怖い名無し:2007/12/29(土) 05:20:57 ID:vvbP4MGvO
ガキの頃、よく山の爺ちゃん家に泊まってた。 
遊び疲れて夜寝てたら、弟がドタバタと泣きながら戻ってきた。なんでもウンコしてたら外から気味の悪い声がしたとか。 
俺はその話を聞いて弟をバカにしつつも、実はガクブルで弟にくっついて寝た。 

朝起きたら爺ちゃんがなんかボヤいてる。気になって見てみたら、何かを新聞紙に広げて首を傾げていた。自分もすぐにおかしいと気付いた。 
いつも納屋に掛けてある爺ちゃんの大事な山刀がボロボロに錆びていた。 
とても古いやつで日本刀を改造して(昔は普通だったらしい)拵えたやつだと聞いていた。 

『一晩の内にこんな錆びるなんてありえへん。どないなっとるんや。』 

そう爺ちゃんは呟いた。俺はふと昨日の弟の話を思い出し、話してみた。 

『ほう、こいつがユーレイと戦って追い払ったんちゃうか。ガハハ』 

そう言って爺ちゃんは山刀をポンポン叩いた。 

ちなみにそいつは今も捨てられずに取ってある。


食中毒発見器@

838 :本当にあった怖い名無し:2009/07/13(月) 22:10:36 ID:K0T7JrvQ0
じゃあ山にまつわる怖い話。
以前仲間と山に登ったとき(一人除いてみんな登山初心者・このときは登山というかハイキング)、
その唯一山に詳しいやつが道端のきのこを指差して、「これ食べられるキノコだよ」と言った。
「美味いのか?」「鍋にしても焼いたりしても最高」「じゃあちょっともらっていこうか」
という流れになったとき、初心者のうちの一人が言った。
「それ、毒キノコだよ。食べたら駄目だ」

俺たちは知っている。
別の集まりの中で、彼が「食べてはいけない」といったモノが、
表面上は良くわからなくてもことごとく駄目になっていたのを。
それを「平気平気」と食った奴が大抵青い顔してトイレに駆け込んでたり、ひどいときは病院行ったり。
大抵彼の避ける食材・料理は悪い意味での当たりモノだった。
「なんとなくわかるんだよ、食べちゃいけないモノが」
彼は仏頂面でそう言っていた。

であるから、「お前がそう言うなら、やめておこうか…」
という空気になったとき、山ベテランの奴が妙に興奮しだした。
「俺はこいつより山に詳しい!」「こいつより俺の言うことを信用すべき!」
「食えないのか?」「俺の言うことが信じられないのか!!」etc,etc...
全員で(;゚Д゚)!?となり、とりあえず宥めようとするも、ベテランの怒りはヒートアップ。
間違いを指摘されたのは恥ずかしいが、キノコの見分けってプロでも難しいらしいし、しょうがないんじゃね?
なんでそんなにキレるのか?と訳がわからなかった。


839 :本当にあった怖い名無し:2009/07/13(月) 22:12:09 ID:K0T7JrvQ0
(続き)

すると、「食べちゃ駄目」発言した奴が、すっと山ベテランの前に出て、
スパーン!とその頭を思いっきり叩いた。
その瞬間ベテランは( ゚Д゚)?という顔になり、
「あれ、お前らどうしたの?」という発言が飛び出した。

「なんとなーく食べちゃ駄目ってわかるんだけどさあ、やな感じがして。
あのときのあいつも、なんかそんな感じでさあ…」と、
後に食中毒発見器は言っていた。

あれ?山にまつわる怖い話かこれ?
まあとりあえず、キノコにはお気をつけください。
それと、山の怪工作員は本当にいるのかもしれん…
平静になったベテランに、食中毒発見器が「これ食えるキノコ?」と訊いていたが、
ベテランは「そういうのお前のほうがわかるんじゃねーの?これ毒キノコだよ。
そんなの食べたいほど腹減ってんのwww?そろそろお昼にするか?」とあっけらかんとした様子で答えていた。

無駄に長くなってスマソ


食中毒発見器A

903 :1/2:2009/07/15(水) 17:31:23 ID:BVMMkRWO0
ちょっと上の方で食中毒発見器の話をした者だけど、
こいつに関する+山にまつわる不思議な話をもうひとつ

俺の親戚の経営する山の中のペンションに遊びに行き、そいつと二人で外に散歩に行ったときの話。
(山は好きだけど、そんなに経験積んでないからいつもハイキングレベル)
まあありがちだが、「おお、なんだこのトトロの世界に繋がってそうな道は」っていう細道を発見したんだ。
「面白そうだから行ってみようぜ」と、子供のころに戻った気分で「たんけーん!!」とその細道をたどっていった。

辿りついたのは(これまたありがちだが)ちっこい神社。
広場に、申し訳程度に小さなお社があって、その社の両側に木が植えてある。
片方はリンゴの木だった。実が生っていたのですぐわかった。
もう片方は知らん。リンゴの木だったかもしれないが、実は生っていなかった。

俺はそこで喉の渇きを覚えて、(軽い散歩だったから特に水筒とかは持ってきていなかった)
「丁度良いじゃん」とそのリンゴをもぎ取ろうとした。
と、そこで奴が、リンゴをもぎ取ろうとして伸ばした俺の手をぱしっとたたいた。
「…駄目か?」「駄目」
「なんでだよ」「いや別に、多分食中毒とかいうわけではないんだけど、でもこれは駄目」


904 :2/2:2009/07/15(水) 17:32:52 ID:BVMMkRWO0
こいつが言うならしょうがない。多々前例もあるし。
と諦めて、そのまま引き返して散歩続行、ペンションに帰って水を飲んだ。
親戚は「そんなとこにお社なんてあったかなあ?まあ、まだ知らない場所があるのかもしれんね」と首を傾げていた。
一息ついたところで「何でさっきは駄目って言ったんだ」と奴に訊くと、
「さっきも言ったとおり、食べると体を壊すとかじゃなくて…、いや、壊すかもな。
『ニンゲン』が食べちゃいけない感じがしたんだよ。あれを食っていいのはあのお社の中の人だけだと思う」
と、おそらく本人もよく理解しきれていないような口調で説明を受けた。

翌日その道を再び探しに行ったが、そこだけお約束どおりでもなく、普通にあった。
お社もあったし、リンゴもあった。ただ、もう食べようと言う気は失せていた。

まあ、何かと便利な奴だ。本人いわく「幽霊なんて見たことない」そうだが
幽霊見るよりは役に立つ能力(っぽいもの)と思うけどな
サバイバル生活に向いている奴だと思う。何食えばいいかわかるんだろうし。


謎の金庫

191 :本当にあった怖い名無し:2009/07/23(木) 17:48:31 ID:TgmKMkyMO
友達に聞いた話で怖くないけど

俺の友達は昔、家族で仲の良い家族と一緒にY県の川沿いにあるキャンプ場に行く事が恒例だったらしい。
そのキャンプは友達が小学校低学年ぐらいから続いていて毎年深くて綺麗な川で仲の良い家族の子供と泳いで遊んでいたという。その川は水深が7〜8mとかなり深いが水が綺麗なので底がよく見えたようで昔から底には10tトラックの古タイヤと金属でできた箱が沈んでいたのが毎年印象に残っていたらしい。

それから年が経ち中学生になった友達が恒例のキャンプ場で箱には何が入っているのか気になり、昔は深すぎて無理だったタイヤの横の箱を取りに潜ったそうだ。川から上がって箱を見るとコケは生えていたが少し錆びていただけの小さな南京錠がかかった金庫だった。もしかしたらお金や貴金属が入っているかもと考えた友達はなんとか金庫を開けようと四苦八苦し、どうにか南京錠を壊して開けてみると中には水と生きた鮎が4匹入っていたという。錆びによる穴はなかったし何年も前から川底にある金庫なのでカッパの金庫だったんじゃないかなと思ったそうだ。


山に呼ばれた先輩

646 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 20:06:06 ID:YrjXIYTpP
なんか不思議な話では無いんだけど
自分が山で起こった怖かった話

夜中にふと目を覚ますと誰かが歩いてる音がして
誰かがトイレかな?と思い、俺も便乗しようともそもそ
起きだしてテントを出た

すると先輩が目の前を横切って行ったんだけど
青白い顔してて、俺に気がつかない様子
「寝ぼけてるのかな・・・」と思い後ろから付いて
行こうとしたんだけど、トイレの方向とは全く反対の
深い森の中に向かっていったんだ

面倒くさくて森で用を足すのかなと思ったんだけど
その先輩がどんどん奥に進んで行っちゃって
白いTシャツが段々小さくなって見えなくなって行った
その辺りでこれはおかしいと思い、他の先輩を慌てて起こしに行った

先輩達も最初何が起こったのか理解出来なかったみたいだが
かすかに見える白いシャツをみて、びっくりして追いかけていったんだ
みんなで取り押さえたんだけど、青白い顔で生気の無い顔というか
目を開けてるけど何も反応が無い状態
とりあえずテントに連れて行き寝かせて、予定を切り上げて次の日に
帰ったんだけど、本人は何も覚えておらず、夜中に外に出た事も
覚えてなかった

その後もその先輩に変わった様子も無く、今もたまに会ってる
今でも思い出すと怖くなる、何かに呼ばれてたのかなと・・・
キャンプはあれからトラウマになったよ
文章下手ですんません


減らないガソリン

605 :本当にあった怖い名無し:2010/01/23(土) 17:22:22 ID:cNvoPcK00
恐くないけど不思議だった話。
友達と旅行に行くことになり、目的地が駅から遠かったのでレンタカーの手配をした。
初めての山の中を慎重に運転してそれでも一日満喫し、
レンタカー屋の最寄りのセルフスタンドに入ったらノズルがすぐ止まる。
精算したら67円。
慌ててメーター確認したら、1日で150Kmくらい走ってる。
もちろん途中で給油はしていない。

仕方ないからそのままレンタカー屋に返したらやっぱり疑われて
(セルフだったので満タン証明がなかったこともあり)
「一緒にスタンドに行って下さい」って言われたけど、やっぱり満タンだった。

11月、島根県の三瓶山での話。
出雲に集まった神様が何かしてくれたのかもしれないと勝手に感謝してる。


Y

824 :本当にあった怖い名無し:2010/11/12(金) 02:43:29 ID:43UnmXt50
昔、友人数人と山にキャンプ(バンガロー)に行った時。

山といっても、一応ちゃんとした施設で、一日色々遊んで楽しかった。
それで漸く夜、さあ寝ようかという時間。就寝の支度をしていると、
友人(Yとします)が結構ガマンしてたみたいで、トイレ(大)に行って来ると言って出て行った。
みんな疲れていたようで、支度が終わると瞬間で寝ていた。
自分も寝そべりながらウトウトしていた。

その時、不意にバンガローのドアが強めの勢いでガタッと開いた。
さっきトイレに出掛けたYが、ドアから顔だけ出してこちらを覗いていた・・・んだが、
どうも様子がおかしい。服装や髪型はどう見てもYなんだが、目が不自然に垂れている。
人間の目を、位置はそのままで角度だけ「ハの字」にしたみたいだった。
自分が「Y・・・?」と声を掛けた、それとほぼ同じタイミングで、そいつがこう言った。

「何で助けてくれへんかったんや。」

Yの声だった。
「え?何が・・・」と思う間もなく、そいつはドアを閉めた。タッタッタと走り去る音が聞こえた。
他の友人は誰も起きていないみたいで、俺は意味不明で怖くてしばらく眠れなかった。
しばらくするとまたドアが開いて人が入ってきた。恐る恐る見ると、Y本人だった。
いやー、漏れそうで危なかったよ、と笑いながら布団に包まっている。
意を決して顔を見たが、間違いなく俺の友人のYだった。

翌朝、Yにそれとなく、昨夜トイレに行った時と帰りに誰かとすれ違ったりしなかったか、
と聞いてみたが、別に誰とも会わなかったとの事だった。

俺は特に誰かを見捨てたりした経験もないし、あの言葉の意味がまったく分からない。
目が異様に垂れ下がったあの顔は、今でもたまに夢に出てくる時がある。
誰かが間違えて入ってきたのか?そうだとして、あれは本当に人間だったのか?

Yはもちろん今も健在で、たまに会ったりしているが、この話は彼にはしていない。


死体発見人

627 :名無し迷彩:2010/11/29(月) 13:46:13 ID:dLSeHWaI0
山中や海辺で死体を見つけて事情聴取されたことが4回ある。

三回目に死体を見つけたあとのは警察にお泊りで事情聴取+家宅捜索になった。
家族や友人関係や趣味や行動を全部調べられた。
2ちゃんに貼り付けられてるグロ画像がPCのキャッシュに残っていたせいで、
変な性癖が無いか精神科医?みたいな人に一日中いろいろな質問された。

四回目に人の頭を見つけたときにはは「またお前か。」みたいな感じで警察に呆れられた。


おーいおーい

722 :本当にあった怖い名無し:2011/08/13(土) 11:54:22.25 ID:rwEl/+Db0
ちょっと思い出したのでひとつ。

今から20年ほど前、夜中山道をドライブしていた。
小海からぶどう峠を超え、しばらく進むと、道路の真ん中に人が見えた。
車のスピードを落とし近づくと、その人は
「おーい、おーい」というような感じで両手を振っていた。
俺はなんか事故でもあったのか?と思い、車を徐行させると、
その人はダッシュで逃げて、橋を渡って横道に入ってしまった。
そのまま徐行して近づくと、横道の奥の方で人が見えた。
再び両手を大きく振っている。
その道に入ろうとすると、再びダッシュで逃げる。
なので、その道に入るのを止めた。

もし、事件や事故ならば車に近寄って、俺に助けを求めるはずだが、
なんであいつは逃げるのか? と思ったが、
場所をよく考えたら、もしかしてと思い、俺の方が逃げ出した。
もし、両手を振る人の方に進んでいったら、どこまで行ったんだろうか。


821 :本当にあった怖い名無し:2011/08/14(日) 22:56:15.70 ID:Z3I10p640
>>722
私も1997年に似た様な体験をした
立場上、人物を特定されると不味いので書ける所だけ書くと
1997年晩秋、本州某所の林道上50メートルほど先に
身長2メートル強で人型のものが手を振るのを複数人で確認
ある程度近づくと山側の茂みに入る
何かトラブルかと思い声を掛けるが返答は無し
気味が悪かったが無視して2キロメートルほど登ると
またさっきのと同型のものが手を振っている
また例により近づくと隠れる
そこで茶を沸かし煙草を吸いながら
後を追うか相談
トラブルであれば返事をするはずだと結論づけ
無視することになった。以後人型のものは出なかった。


ハァハァフゥフゥ

430 :本当にあった怖い名無し:2011/10/25(火) 19:26:56.92 ID:1Og6pTtf0
山といっていいか微妙な話。

とある小高い山の斜面にうちの先祖が眠る墓場がある。
麓から少し車で登ったところに猫の額ほどの駐車場があって
そこからさらに急斜面にある50段ばかりの石階段を登った先の、ちょっとした平地に墓石が並んでいる。
まぁこじんまりした墓場だ。
だがその石階段が曲者で、墓参りに来る度に息があがって仕方ない。

ある夏の御盆に墓参りに来た。とみに暑い日だったので階段の途中でバテてしまい、座り込んで一息ついていた。
吹き出す汗と照り付ける陽光に堪らず顔を伏せ、タオルを頭にかけてフゥフゥやっていると
下の方からハァハァフゥフゥいいながら石段を登ってくる音がした。
ああ俺と同じくご苦労なこったなぁと思い、妙な親近感から一声かけてやろうと顔をあげると、誰もいない。
ただ荒い息遣いと、意外としっかりした足音だけが、座り込んでいる俺の横を通り過ぎていった。

しばらくぽかーんとしていたが、恐ろしいというような気持ちは不思議と起こらず
呼吸も整ってきたので残りの石段を登り終え、さっさと墓参りを済ませた。

不思議な事もあるもんだなぁと思った真夏の出来事でした。


最後の一行

329 :本当にあった怖い名無し:2012/01/03(火) 06:53:51.95 ID:B1GrW0Nt0
とある冬山で、遭難した登山者の死体が見つかった時のこと。
捜索隊に加わっていた人から、こんな話を聞いた。

遭難者はメモ帳に、死ぬ寸前まで日記をつけていたらしい。
日記の最後の方は飢えと寒さのためか、字が乱れていて読めたものではなかった。
しかし、日記の最後に書かれた二行の文章だけは、はっきりと読むことができた。

『おとうさん おかあさん もうかえれません ごめんなさい
 たのまれたので かきました』

まるで子供が書いたような下手な字で、平仮名だけが使われていた。
字は強い筆圧で書かれており、遭難者の書いた字体とは明らかに違っている。
遺族にメモ帳を渡す時には、最後の一行は破りとったとのこと。


すえ屋

299 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 00:25:26.58 ID:EA02jtVxQ
かなり長いけど、俺の後輩の地元の話。

盆休みも終わり、職場の同僚(俺、同期のH、後輩のN、K)で
飲んでた時、夏らしく怪談とかしてみる?って話になった。
とは云え、特にネタがある訳でもなく、
どこかで聞いた様な心霊話をしていたら、
Kが「大して怖く無いかもですけど」
と前置きして話し出した。


300 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 00:28:11.55 ID:EA02jtVxQ
K「僕の実家の隣のお婆さんの話なんですけど、
 僕が高三の時に亡くなったんですが、亡くなる
 2、3週間前の深夜にいきなり奇声上げながら、家から
 四つん這いで飛び出して行って、村の外れの田んぼで
 大暴れしてたんですよ。
 あのときの顔はマジ、トラウマですよ。
 白眼で泡飛ばしながら凄い声で叫んでましたから…」

一同「………」


301 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 00:30:17.06 ID:EA02jtVxQ
うん、確かにそれは怖い、怖いけどね…という沈黙の後、
H「いや、それは只のボケ老人の奇行だろが」
と身も蓋もないツッコミが入る。

確かに聞いた限りでは、その婆さんがタヒぬ前に良くない
ハッスルをしただけの様にも思えた。


302 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 00:32:21.46 ID:EA02jtVxQ
K「でもまぁ、そのお婆さんの家がまじない屋だったから、
 結構そっち系だと思いますよ」

一同ポカーン(゚□゚;)

俺「マジナイヤとか何言ってんの、この昭和生まれw」
K「え、やっぱりウチの実家、田舎過ぎですかねw」
そう言う問題でもないだろと思いながら、Kの地元について
事情聴取を開始。KはE感じで酔っている為、良く喋る。


303 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 00:34:28.65 ID:EA02jtVxQ
Kの地元情報を纏めると大体こんな感じ
・Kの実家はT県の40軒位の集落にあり、
 周囲2、3kmは民家はなく農地か山。
・集落の7割はKと同じ名字で、第二勢力が
 「まじない屋」の婆さんと同じTと言う名字。


304 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 00:36:40.13 ID:EA02jtVxQ
・K一族は本屋(本家?デカイ家らしい)、
 分かれ屋(分家?)と呼ばれている。(Kは分かれ屋)
・T一族は牛屋(畜産やってる)、川屋(川の側の家)、
 門屋(他集落との道の入口の家)等、立地や仕事で
 呼ばれている。
・「まじない屋」は本当は「すえや」と呼ばれている。
(末屋?Kは由来は知らないらしい。肝心な所で使えない…)


305 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 00:38:54.75 ID:EA02jtVxQ
で、「すえ屋」は狐憑きみたいなヤツのお祓いやったり、
地鎮祭を仕切ったりしてたらしい。(普段は農家)

俺「で、そのトラウマの婆さんの葬式とか行ったの?w」

K「それが、亡くなった時も変わってて、誰か亡くなったら
 普通は村中総出になるのに、『すえ屋』のお婆さんの時は
 葬式やらなかったんですよ。


306 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 00:43:04.76 ID:EA02jtVxQ
K「気は向かないけど、一応、線香の一つ位はあげとこうと
 思って、学校帰りに寄ってみたんです。そしたら
 お婆さんの旦那さんが居て、旦那さんから
 『ここからにしんさい』って庭先で止められて、
 そこで手合わせて帰らされました。旦那さんは
 『今は色々集まってるから』って言ってました。」


307 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 01:02:15.02 ID:EA02jtVxQ
K「ウチの祖母は『神さんや仏さんに関わってると、
 死に際は大変だから、死に顔を見せたくなかったんだろう』
 みたいなこと言ってました。」
(ちなみに仏さんは人の霊、神さんはその他八百万らしい)

取り敢えず、ちょっと特殊な家柄なのは分かったが、
そこまで聞いても現代っ子としては、今一イメージが
掴めなかった。


308 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 01:04:26.42 ID:EA02jtVxQ
俺「Kはお祓いとか実際に見たことあんの?」
と聞いてみた。

K「うーん、直接は何も見たこと無いですね。
 僕、見えない派ですからw」

本当、要所要所で使えない…

K「でも中二のとき、多分夜8時位だったかな?オヤジが
 頭から血流しながら帰って来たことがあって…」

いきなり流血話!?( ̄▽ ̄;)


309 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 01:11:42.39 ID:EA02jtVxQ
要約
夜8時頃、K父が頭から血流しながら帰宅、直ぐに
『すえ屋行ってくる』と言って、翌朝帰宅後に病院へ行く。

K父曰く、帰る途中に軽トラで『何か』を轢いたらしい。
Kが車を見たら、前面の左側がベッコリ凹んで、
フロントガラスもバキバキに割れていた。

だが、血は全然付いてなくて、塗装が剥げてる訳でも
なかった。


310 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 01:16:36.52 ID:EA02jtVxQ
K父曰く、『何か』は毛むくじゃらで2m位の塊みたいな
ヤツだったらしい。

俺「そういうヤツが出てくる言い伝えは無いの?」

K「有るかも知れないですけど、僕は何にも
思い浮かびません。」

N「お祓いとかの内容は?」

K「聞いたことない。でも木彫りの御守り貰って来てた。
 良く見てないから、細かい事は知らん。」


311 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 01:19:04.13 ID:EA02jtVxQ
俺「オヤジさんはその後、何事も無かった?」

K「胃潰瘍で出血多量になって、2回くらい死にかけて
 ましたよ。まあ只の飲み過ぎですけどw」
K「お婆さんが言うには、『この辺の神さんは鈍感だから、
ちょっとぶつかった位じゃ怒らん。それに、境をうろうろ
しとる様なんはそんなに恐く無い』らしいですよ。」


312 :本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 01:26:03.81 ID:EA02jtVxQ
お開きにしようかって頃にふと聞いてみた。
俺「その婆さんは亡くなった後ってどうしてんの?」

K「お婆さんが亡くなった2年後位に旦那さんも亡くなって
 今はT一族の別の人が住んででますよw
 その人達が今の『すえ屋』です。」

家を引き継ぐのは普通だと思うが、その役割も
当然の如く引き継がれている様で何かゾッとした。


(コメント)

山ではいろいろ不思議な現象が起きるようです。「山が笑う」というのもそういう現象の一つのようですが、刃物を持ってると防げるようなので、何か得体の知れない物の怪と関係があるのかもしれません。戦時中にB29が何度も激突する山とかは凄い話ですが、レーダーの異常か、それとも山の神様の怒りなのか、不思議な話です。さすがにB29に同情する気にはなりませんが。食中毒発見器の人は、とても実用的で羨ましい能力です。食物以外でも発揮出来るんでしょうか?こういう人なら、きっと山で迷っても飢え死にはしないんでしょうね。

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